設計事例

柔らかい光と暮らす住まい〈マンションリノベーション〉

子ども独立後の住まい

この提案は、子どもたちが独立し、夫婦二人で暮らす住まいを想定した都心のマンションリノベーション提案です。
リノベーション前は、一般的な2LDKで和室と洋室があり、キッチンは壁で囲われていました。しかし、子どもたちが独立したため、夫婦二人暮らしになった今、この広すぎる間取りは必要なくなりました。そこで、、2LDKを1LDKの間取りに変更し、開放的な広々とした空間を作り出しました。

玄関の格子戸を抜けた先にリビングダイニングが広がり、障子で仕切られた柔らかい光が入る開放的な空間が広がります。障子は主寝室と洗濯を干すインナーバルコニーを隠すためにも使われ、開放することで、ホテルのような寝室とリビングが一体となった雰囲気を作り出しています。周囲からのプライバシー確保と断熱性の向上も期待できる障子は、和の趣があるだけでなく、機能的な役割も果たします。

自然を感じる坪庭空間(マンションでも庭をつくる)

畳敷の小上がりは、リビングと直接つながっており、横になったり本を読んだりすることができます。小上がりから見える坪庭は、緑の少ない都心部でも自然を感じることができ、マンション内にいることを忘れ、リラックスした時間を過ごすことができます。

物件概要

  • ・専有面積 約68㎡
  • ・構造 鉄骨鉄筋コンクリート
  • ・用途 集合住宅
  • ・間取り 1LDk
ABOUT ME
Haruka Chiba
一級建築士 仙台・宮城を中心に住宅の新築・リノベーションの設計をしています。 Blogにて設計以外の日々の暮らし、仙台についての情報発信をしています。